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【  2017年02月  】 

『今も君を見ている』 -後編-

忙しい人たちへ(掌編集)

2017.02.26 (Sun)

  翌朝。 悠真はある駅の改札付近にいた。笹山を待ち伏せするためだ。まどかとの会話の中で、通勤にこの駅を使っていると言っていたのを悠真は聞き逃さなかった。 十五分ほどして、笹山が小走りでやってきて改札を通った。悠真も後に続く。比較的利用者の少ない路線のため、もみくちゃにされるようなことはないが、やはり車内は混みあっていて、席は空いていなかった。笹山は吊革にだらしなく掴まって、目を閉じていた。   こ...全文を読む

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『今も君を見ている』 -前編-

忙しい人たちへ(掌編集)

2017.02.24 (Fri)

  午前七時五十分。 木目調のアルミドアを開いて、まどかが玄関から出てきた。 古い住宅街を抜け、郵便局を右手に曲がった後、公園の前を通って駅に向かう。 普通電車に揺られること、三駅。そこからビル街を十分ほど歩いたところにまどかの勤める会社がある。 彼女の職務は建築資材メーカーの事務。際立って「よくできる」という訳ではないが、真面目で卒なく仕事をこなすというところで、周りから信頼はされている。二十代後...全文を読む

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『その日、特急電車の中で』

忙しい人たちへ(掌編集)

2017.02.09 (Thu)

 <2017年バレンタイン特別企画作品> 地元へと帰る特急電車の中、望の前のシートに座る若い女が突然、泣いた。 泣くというと、語弊があるかもしれない。どちらかと言えば、涙を流し始めたという表現のほうが相応しい。激しく嗚咽するわけでもなく、顔を歪めるわけでもない。ただ静かに、視線を窓の外に向け、寂しげな表情で頬を濡らしている。 見ず知らずの相手だ。放っておけばいい。 望はそう考えて、雑誌の続きを読み始めた...全文を読む

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