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【  2014年01月  】 

『親愛なるあなたへ』 第一章 死霊館 -2-

第一章 死霊館

2014.01.30 (Thu)

  拓郎が勤める『東洋保険』は国内の保険業界内で五本の指に入る大手企業だ。医療保険、生命保険、自動車保険、住宅の火災・地震保険など、ありとあらゆる保険を取り扱っている。営業所は全国各地にあり、所内でも地域によって営業課は分けられている。 都内の営業所、営業三課に所属していた拓郎の仕事は、主に既契約者の管理だった。契約更新や新型保険の案内、それに伴う書類の整理、打ち合わせ用の資料作りなど、営業そのもの...全文を読む

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『親愛なるあなたへ』 第一章 死霊館 -1-

第一章 死霊館

2014.01.27 (Mon)

  午前六時を告げる携帯電話のアラーム。  食べ飽きた菓子パンと決してうまくはないインスタントコーヒー。  くたびれたスーツに薄っぺらいビジネスバッグ。  マイカー通勤への憧れが募るばかりの満員電車とその苦痛を分かち合う顔ぶれ。  車が忙しなく行き交う大通りを挟んで整列した無機質なコンクリートビルの群れ。  百パーセントとまではいかないが、毎日、ほとんど変わらぬ見慣れた光景。 その日も「いつもと同じ...全文を読む

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【独り言】次回作のお知らせ

独り言(雑記)

2014.01.25 (Sat)

 皆さん、こんにちは。ヒロハルです。一月も終わりに近づきつつあります。早いですね~。次回は久々に長編でいきたいと思います。結構長くなるのですが、是非お付き合いお願いします。<タイトル> 親愛なるあなたへ<あらすじ> 保険会社に勤める柳瀬拓郎は、ある日、出社早々に突然の異動を命じられる。『資料管理室』と呼ばれるそこは、所謂リストラ対象者のための部署だった。 新しい仕事にどうにかやりがいを見出そうと努力...全文を読む

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【独り言】返掌編いただきました

独り言(雑記)

2014.01.23 (Thu)

  先日、八少女 夕さんのブログ『scribo ergo sum』で行われている企画『scriviamo!』に参加しさせていただいた作品、『息子へ 其の三 自分のお宝を鑑定したくなったら』に八少女さんより返掌編をいただきました。 オリジナルのイメージを崩さない、とても落ち着きのある丁寧な文章で作品を作っていただきました。 是非、ご覧ください(この下のタイトルをクリックです)。 【小説】彼と彼女と赤い背表紙と — 『息子へ』二...全文を読む

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『息子たちへ』 其の三 自分のお宝を鑑定したくなったら

息子たちへ(シリーズ)

2014.01.20 (Mon)

  正月休みに、実家から古びた木の箱を持って帰ってきた。 大きさは二十センチ程度で、中身は私のものだ。どこへ行ったかわからず仕舞いになっていたが、昨年末の大掃除の際、二階の押入れの奥深くに埋もれているのを母が見つけ出してくれたのだ。 私にとって大事なものが入った、所謂「宝箱」だったので、正直ホッとした。 仕事始めから数日が経って落ち着いた頃、久しぶりに宝箱を開けてみることにした。まるで初めてのことの...全文を読む

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『親愛なるあなたへ』 あらすじ

親愛なるあなたへ あらすじ

2014.01.19 (Sun)

 <あらすじ> 保険会社に勤める柳瀬拓郎は、ある日、出社早々に突然の異動を命じられる。『資料管理室』と呼ばれるそこは、所謂リストラ対象者のための部署だった。 新しい仕事にどうにかやりがいを見出そうと努力する拓郎に対して、周りの人間は冷たかった。 会社からも妻からも必要とされていないような扱いを受けた拓郎は、自分の居場所を探すために家を出た。~目 次~ 第一章 死霊館 第二章 決意 第三章 信じること...全文を読む

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『別れたら』 -最終回-

別れたら

2014.01.15 (Wed)

  マンションに帰って真っ先にしたことは、エアコンのスイッチを入れることでも、ポットのお湯を沸かすことでもなく、渚への電話だった。もう遅い時間だが、できるだけ早く連絡しなければならなかった。 コール音が続く。考えてみたら、出てくれない可能性もある。留守電に切り替わってくれれば、メッセージを残せるのだが、その気配もない。 改めて掛け直すしかないかと電話を切ろうとすると、『もしもし』という渚の声が聞こえ...全文を読む

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『別れたら』 -4-

別れたら

2014.01.12 (Sun)

  皆が男子中学生のように女の子選びで盛り上がっている傍らで、一足先に相手を決めた僕は、隅にあるソファに腰掛けてレモンちゃんが来るのを待っていた。久しぶりのことで胸が高鳴る。渚ともそれほど頻繁だったわけではないし、当然、離婚が決まってからは一度も、だった。 店に一人の女の子が入ってきて、「こんばんは」と八重歯を見せて愛想良く笑った。「レモンちゃん、御指名の方」 背筋が自然にシュッと伸び、体を浮かせる...全文を読む

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『別れたら』 -3-

別れたら

2014.01.10 (Fri)

  夢か。 結婚して以来、夢に出てくる女性はいつも渚だ。女優や昔好きだった女の子はもう久しく登場していない。 いい加減解禁してくれてもいいのに。 今朝はエアコンのタイマーをセットしてあったので、温かくなった部屋で着替えることができた。 昨日と同じように、パンをトースターで焼きながらコーヒーを淹れた。但し、焦げてしまわぬよう、パンの状態はこまめにチェックしながらだ。 コーヒーの粉は昨日よりやや少なめに...全文を読む

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『別れたら』 -2-

別れたら

2014.01.07 (Tue)

  仕事を終えて会社を出ると、地元の駅に辿り着くのは大抵午後九時頃だ。 そう言えば、今日は夕食がなかった。 久しぶりに自炊でもしようかと思ったが、冷蔵庫の中は空だ。それに米も残っているかどうかも定かではない。コンビニで弁当を買ってもいいが、冷蔵庫を空っぽのままで放っておくわけにはいかない。 少し回り道になるが、午後十時までやっているスーパーで買い物をして帰ることにした。 誰にも出迎えられない帰宅は、...全文を読む

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『別れたら』 -1-

別れたら

2014.01.04 (Sat)

 <警告>※こちらの作品にはR指定つけるほどではありませんが、微妙に過激な性表現が含まれますので、予めご了承ください。 今のケータイを使うようになって二年が経つが、『アラーム1』がどんな音なのかを今朝初めて知った。もちろん、ピピピという音が連続して鳴る、何の目新しさもない在り来りのものだ。昨日までは妻の渚が起こしてくれていたから、アラームなんて必要がなかった。 渚は家を出ていった。 出ていったと言って...全文を読む

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【独り言】あけましておめでとうございます!

独り言(雑記)

2014.01.01 (Wed)

 あけましておめでとうございます。今年も気長にお付き合いよろしくお願いします。近日中に新作公開予定です!...全文を読む

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