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【  2010年11月  】 

【独り言】休館のお知らせ

独り言(雑記)

2010.11.18 (Thu)

  突然ですが、『三流自作小説劇場』はしばらくお休みさせていただきます。 ブログの他にやりたいことややらなければならないことが多く、時間が足りないことが主な理由です。 もちろん、書くことが嫌いになったわけではありません。 むしろ、公募作品に力を入れるためでもあると言えます。 ブログ用と公募用、二つの作品を同時に書けるほど私は器用ではありません。 書き終えてまだ公開していない作品もあるにはありますが、...全文を読む

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『ターゲット』 あとがき

最終話 輝く未来

2010.11.17 (Wed)

  ターゲットを最後まで読んで下さり、ありがとうございました。 思った以上に長かった。笑。  本当はもう一話ありましたが、 余りにもクォリティが低いので、第九話を最終話とさせていただくことにしました。   この作品は自分自身も大学生の時に書いた作品でした。 処女作ともいえるものです。そのせいもあり、思い入れも特別なものがあります。 今回、こちらで掲載するに当たり、かなりの加筆・修正を加えました。 細...全文を読む

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『ターゲット』 最終話 輝く未来 -FIN-

最終話 輝く未来

2010.11.16 (Tue)

  弟へ  この手紙を読みながらお前は俺がどこにいったのか心配していると思う。 大丈夫だ。俺はちゃんと生きている。 今日までお前をだましていたことを謝らなければならない。お前が毎日やっていたことを「殺しの訓練」だなんて言っていたが、全部嘘だ。もしかしたら気が付いていたかもな。 俺が教えたかったのは、これから生きていくうえで必要なことの一部だ。 新聞配達や現場作業は、金のありがたさを知ってもらうためだ...全文を読む

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『ターゲット』 最終話 輝く未来 -8-

最終話 輝く未来

2010.11.15 (Mon)

  翌朝四時、川上はいつも通り公園で高野を待っていた。強制的にやらされた新聞の配達だったが、朝早くから新聞が届くのを待っている人がいるのを知り、いつの間にか遣り甲斐を感じていた。 始めは起きるのが辛くて仕方なかったが、今ではすっかり慣れていた。 高野に出会ってから、自分の生活は充実していると川上は思っていた。両親を自殺に追い込んだ岡田に対する憎悪の気持ちだけで生きていた時とは少し違う気がした。 携帯...全文を読む

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『ターゲット』 最終話 輝く未来 -7-

最終話 輝く未来

2010.11.14 (Sun)

  六月も半ばに差し掛かった水曜日。夜の訓練の様子を見るために、高野は川上のアパートを訪ねた。ドアをノックすると女の子が顔を出した。「はい」「あれ? 間違えたかな?」 高野が部屋を確認しようとすると、奥から川上が出てきた。「兄貴。どうしたんです? 今日は水曜ですよ」「ちょっと様子を見に来たんだ……お客さんが来てるみたいだし帰るよ」 高野が帰ろうとするのを川上が止めた。「まあ、せっかく来てくれたんだし、...全文を読む

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『ターゲット』 最終話 輝く未来 -6-

最終話 輝く未来

2010.11.13 (Sat)

  朝は新聞配達、昼は現場作業、夜は勉強。訓練は続いた。 高野は現場作業のバイトの後、時折、コンビニのバイトにも出ていた。 大学には行かず、平山と大沢に出席カードだけ書いてもらっていた。ノートだけは後で見せてもらうつもりだった。  川上は文句一つ言わなかった。 もっと早く音を上げるか、あるいは早く『殺しのテクニック』を教えてくれと言ってくるのではないか、高野はそう思っていた。ところが川上は意外に素直...全文を読む

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『ターゲット』 最終話 輝く未来 -5-

最終話 輝く未来

2010.11.12 (Fri)

  最初の一週間が終わろうとしていた。 新聞配達と現場作業、過酷な訓練に川上は何度もやめようかと考えた。 しかしその度に死んだ両親のことを思い出し、自分を震いたたせた。 「よし。明日の日曜は休みだ。ゆっくり休め。ただし新聞は読めよ」「やったー。やっと休みだ」「来週からは夜の訓練も入れるからそのつもりでな」「はーい。とほほ」 とは言ったものの、川上の足取りは少し軽かった。 川上の姿が見えなくなると、高...全文を読む

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『ターゲット』 最終話 輝く未来 -4-

最終話 輝く未来

2010.11.11 (Thu)

  翌日より訓練が開始された。  午前四時。 高野と川上はある公園で待ち合わせをした。時間通りに来た高野に対して、川上は十分の遅刻だった。髪はちゃんと黒く染めてあった。「遅い」「すみません」「時間はきっちり守れ」「何するんです? こんなに朝早くから」「いいからついて来い」 川上はあくびをしながら高野についていった。辺りはまだ薄暗く、人通りはほとんどない。 高野が目指していたのは新聞の販売店だった。川...全文を読む

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『ターゲット』 最終話 輝く未来 -3-

最終話 輝く未来

2010.11.10 (Wed)

 「そうだ。ルールは簡単。渋谷の中を歩き回る相手を先に見つけ、背中にこの缶コーヒーを当てて、『動くな』といった方が勝ちだ」「なるほど、こいつが武器ってわけか」「そうだ。お互い背中合わせで十分間歩いたところからゲームスタートだ。そこからは好きなように動き回っていい。但し、渋谷からは出るなよ。制限時間は二時間だ」「もし二時間経って、どちらも見つけられなかったら?」「そのときは他を当たるんだな。お前が二時...全文を読む

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『ターゲット』 最終話 輝く未来 -2-

最終話 輝く未来

2010.11.09 (Tue)

 「それで君の親父さんは保証人か何かになっていたわけか?」「ああ。肝心の弟はどっかに逃げちまって、どこを探しても見つかりゃしねえ」「連中が君の家に取り立てに来たんだな?」「ああ」「報道されていたような取立てが行われていたのか?」「そうだ。毎日毎日、昼だろうが夜中だろうがお構いなしに電話が掛かって来た。死んで保険金をよこせ、目玉を売れ、肝臓を売れ、明日はないと思え……脅しの連続さ」「他には?」「家の前で...全文を読む

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『ターゲット』 最終話 輝く未来 -1-

最終話 輝く未来

2010.11.07 (Sun)

  ゴールデンウィークが終わり、再び授業が始まった。 高野は久しぶりに実家に帰り、地元の友人たちと遊び回った。楽しんだ分だけ日常生活の始まりに気分が重くなる。「仕事はもう一日休んでからにするか……」 そんな甘い考えも少しは浮かんだが、人間、一度怠け癖が付くとなかなか治らなくなってしまうものだ。 高野は自分に言い聞かせて、朝刊を手に取った。「案外依頼はないかもしれないな」  しかし高野はすぐに後悔した。...全文を読む

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『ターゲット』 第八話 オンリーユー -FIN-

第八話 オンリーユー

2010.11.07 (Sun)

  別の下着を手にしようとしたとき、パトカーのサイレンが聞こえた。 伊藤は素早く部屋から出て、エレベーターに乗り込んだ。エントランスから抜け出たところで、サイレンが遠退いて行くのを聞き、胸を撫で下ろした。 安心したのも束の間、次は携帯電話が鳴った。予期せぬ出来事に伊藤は思わず飛び上がった。手を震わせながら通話ボタンを押した。「もっ、もしもし」「サイレンの音を聞いて飛び出してくるとは、自分のやっている...全文を読む

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『ターゲット』 第八話 オンリーユー -5-

第八話 オンリーユー

2010.11.06 (Sat)

  原沢が仕事を終えて出てくるのを、伊藤は会社の外で待ち伏せしていた。 原沢は伊藤の姿を見掛けると、すぐに視線を逸らし、彼から逃れようと早足で歩いた。  後ろから自分を呼ぶ声が聞こえる。「圭。待ってよ」 立ち止まったらそれで負けなのだ。始めのうちは同情やフッてしまったことへの罪悪感もあり、話を聞いたりししていたが、そのことが伊藤のストーカー行為を助長させたのだ。 「どうすれば、止まってくれるの?」 ...全文を読む

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『ターゲット』 第八話 オンリーユー -4-

第八話 オンリーユー

2010.11.04 (Thu)

  マンションの廊下を通り、伊藤が自分の部屋に近づいていくと、ドアノブに何かが引っ掛かっているのが見えた。 ビニール袋だった。袋には駅前のドラッグストアの名前が入っている。 中身は風邪薬だった。『喉からくる風邪に』とキャッチコピーが記されている。「圭かな?」  機嫌を良くして部屋の中に入ると、携帯電話が鳴った。番号は非通知。「だから言ったでしょ? 傘を持って出て下さいと。その風邪薬を飲んで早く治して...全文を読む

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『ターゲット』 第八話 オンリーユー -3-

第八話 オンリーユー

2010.11.03 (Wed)

  原沢が店を出ると、伊藤も慌てて立ち上がり、素早く会計を済ませた。 原沢と一定の距離を保ちながら、後を追う。 原沢は伊藤が付けてくるのを意識してか、振り返ることもせず速足で人並みに消えていく。伊藤はひらりと身を翻しながら、彼女を見失うことなく付いて行く。手慣れたものだ。 原沢が自宅のマンションのエントランスから中へ入るのを確認し、部屋に辿りつく頃を見計らって、携帯電話の発信ボタンを押した。エントラ...全文を読む

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『ターゲット』 第八話 オンリーユー -2-

第八話 オンリーユー

2010.11.01 (Mon)

  次の日、仕事の依頼があった。待ち合わせはいつもの喫茶店、『ボンジュール』。 依頼者が来るまでの時間を週刊誌で潰すことにした。『気がついたらあなたも狙われている! ストーカーの実態!』 強烈な見出しに引かれ、高野は記事に目を通した。 ストーカーというのは相手の心情を考えもせず、相手を一方的に慕い、執拗につけ回す連中のことだ。昼夜を問わないその異常な行動は「しつこい」というのを通り越して、相手に恐怖...全文を読む

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